木製玄関ドアの防火対策
木製玄関ドアの防火対策
日本は木造住宅が多いため、火災に悩まされてきました。
人口密集地の都市部では一度火が出てしまうと近隣へすぐに縁商してしまうため、住居を建造する上で防火地域に設定されているかどうか確認しておく必要があります。
もし設定されている場合、その地域では防火戸を設置しなければなりません。
火災から避難する際、玄関から逃げることが出来ないと被害が拡大してしまう恐れがあるため、国の定めた基準をクリアした燃えにくい遮炎性能のあるドアを設置しなければなりません。
しかし、木材をふんだんに使ったお家の場合、家の顔である玄関だけがアルミニウムであったり、違う素材が使われていると統一感がなくなってしまいます。
木製玄関ドアであっても、遮炎機能を備えた製品を選ぶようにすると良いでしょう。
木製玄関ドアの種類として、特殊な素材を表面にコーディングして遮炎機能を備えた製品や、木目調の木材素材以外の製品など、ラインアップも様々ですので、機能とデザインを比較すると良いでしょう。
木製玄関ドアの導入と引き戸へと変更する発想と利便性
戸建て住宅の中には、玄関ドアは金属製が主流だった時代がありますが、現在では新しい住宅でも木製玄関ドアを採用している住宅が増えている現状があります。
金属製も悪くはありませんが、木製の場合は高級感を醸し出すことや、洋風建築には特に向いている傾向にあり、人気の高い住宅資材として使われていることは事実です。
新築で注文住宅を建てる方は、希望通りのドアを指定できますが、古い住宅にお住いの方が木製玄関ドアにリフォームを希望した場合、従来型のドアにする方法と引き戸にする方法に大きく分類できます。
ドアタイプの場合は若い世代に向いている傾向があり、多くの住宅で採用されていますが、引き戸に関しては高齢の方が住んでいる場合や、バリアフリー住宅にリフォームする場合、車椅子を利用している方が家族にいるという条件下では機能性を発揮できます。
ドアタイプとは異なりドアの前で横にスライドさせる方法で室内に入ることができるので、身体が弱くなったりドアを開閉させることに対応できない場合では大きな利便性を感じられるのではないでしょうか。